受験を終えて、関西の中学受験についての感想など書いてみます。
娘の小学校でも一定数、私立中学へ進学されたお子様がおられまして、子供の数は年々減少しているにもかかわらず、受験されるお子様は増加しているという状況を肌身に感じております。
よく言われているのが、いわゆる高校授業料無償化の影響です。 これはご家庭ごとの考えなので、本当に無償化だけの理由ではない気がしますが、大きなメリットではあるので、受験に踏み切ることもあるかもしれません。
意外だなぁと思ったことが、大手の受験塾ではなく、地元の小規模学習塾に通って受験をする層が多かったことです。
中堅の私立中学が非常に人気で、無理なく受験勉強して入学が可能な学校で、中堅といえども、進路実績は関関同立や産近甲龍への指定校推薦等も利用でき、学校生活も公立に比べて特色があるというところも増加理由な気がします。
それはさておき、我が家が通った中学受験ですが、きっちりしっかりと受験塾で、骨身を削って数年間を費やしての生活でした。
大手塾では、それぞれの推し学校があれども、伝統的に言われている、最難関9校(灘・東大寺・甲陽・洛南・西大和・大阪星光・四天王寺・神戸女学院・洛星) をターゲットにしたクラス編成やカリキュラム設定になっておりまして、半端ない勉強をしなければ振るい落とされていきます。 これがしんどいんですよね。模試の度にクラス落ちが発生するので、小学生の心には耐えれないストレスになります。
そんな経験をしてたどり着いた2026年入試での体感ですが、最難関校の受験は、各塾の最難関コースに最後まで在籍した子達は当然志望校を受験するとしまして、それ以外のチャレンジ層が少なかったのでは?と思います。事実、受験者数が減少した学校が多かったです。灘中の減少が個人的に衝撃でした。 あと、関西でも男女別学の共学化が増えておりまして、共学校は非常に人気です。最難関9校では洛南か西大和しか共学校はないので、そのあたりも受験者数を減らした要因かもしれません。
新たに難関校に食い込んできて人気校となっているのは、やはり共学の高槻・須磨学園・清風南海かなと思います。今年は雲雀丘学園・帝塚山も人気で難関でした。このあたりの学校は複数回の受験機会がありますので、日程によっても左右されます。
来年の受験では、今年の揺り戻しがあるかな?と思ったりもしますが、どうなんですかねぇ。最難関中学への受験は子供に強制するものでもないし、親の采配が大事ですよね。全員が灘中に行けるわけでもないですし、受験のプロである塾によく相談して決めるのが一番ですね。
神戸女学院に限って言えば、女子校のまま変わることはないでしょうし、受験難易度が大きく変化することもなさそうです。 なんて言いますか、一定の支持層がいてるんですよね。我が家もそうでしたので。
ただ不安点がないわけでもないんです。 受験科目が唯一4科目固定で、2日間入試なんです。 科目でいえば、関西は多数が3科目です。(もしくは3科目4科目選択制) これは灘中が3科目なのが大きな理由かなと思ってまして、塾も学年が上がると3科目に注力して勉強するかどうかをヒアリングしてきます。社会の時間を他の国算理に回すというイメージです。 入試日程では、現在2日間入試は、灘中・甲陽学院・神戸女学院の3校のみです。 こういった特徴が敬遠されるかな、ということです。 神戸女学院を受験するならば、4科目の勉強を最後まで続けなければならないですし、日程も2日目に併願校を受験する機会が失われます。
よく言われるライバル校の四天王寺は、コース制度で難易度を分散させて成功してます。もともとマンモス校で、一学年の人数が320人程度ですし、高校からも入学してきます。受験しやすいですよね。
神戸女学院は一学年が140人程度で完全中高一貫なので高校入りはありません。 選択の幅が、かな~り小さいんです。
こういった条件下での受験は、そこそこ腹をくくって決断しての受験になってしまいます。今後、多少の入試制度改革の必要は出てくるかもしれません。
そうはいっても神戸女学院、本当に良い学校ですよ。 併願校を選択するときに、同じような校風の学校を探すのが難しいといわれるだけはあります。
あたりまえですが、厳しい受験を突破したお嬢様方です。一定の学力がある前提になってます。なのでお互いをしっかりと尊重してます。そんな仲間と自由な校風、素晴らしい環境、別学のノビノビとした雰囲気、中学高校の6年間を過ごすには最高の場所だと思います。
神戸女学院は一発試験で、複数回の機会がありません。受験にあたっては本当に大変な学校ですが、ぜひ志望してほしいと思います。
毎年、関西の中学受験では色んな学校が入試方式や日程を変更し、特色を出そうと努力されてます。
そんな中でも、毎日の努力が報われるように、お子様と一緒に取り組んでいただければな、と思います。